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お慶事のお菓子

帯祝い・出産・宮参り

■帯掛け内祝

お子さんを授かった方のお名前を書き添えます。
帯掛け祝いの紅白の餅は、妊娠5ヶ月ごろの「戌(いぬ)」の日に「帯祝い」を行います。
おなかに『岩田帯(いわたおび)』と呼ばれるさらしの布を巻いて、お母さんの健康と赤ちゃんの安全な出産を祈ります。帯掛け祝い紅白の餅の中央に小さな小豆が一粒入っいて、お餅を分ける時に包丁を入れて、この小豆が切れると「女の子」、小豆が切れないと「男の子」が生まれると云われています。

■出産内祝

赤ちゃんのお名前に振り仮名をつけてお祝いをします。
出産祝いをいただいたとき、いただいた方々お礼のお返しをする「お祝い返し」のことを「内祝」といいます。
「内祝」とは、お祝いを送られた側の人が、お世話になった方やこれからお世話になる方に「お礼」「よろしくお願いします」と言う意味を込めて、贈るものです。

  • お七夜」までに命名して、お祝いを頂いた方々へお子さんのお名前の披露を兼ねて『お赤飯』『紅白饅頭』等でお返しをします。
  • 「宮参り」は、氏神様に安産のお礼とこれからの成長を祈願し、『お赤飯』でお祝いをします。
  • 「お食い初め」は、一生食べ物に困らないようにと祈る行事で、「箸揃え」とも言われていましす。『お赤飯』や鯛の尾頭付などでお祝いをします。
■宮参り

『紅白饅頭』『お赤飯』『引菓子』などで祝います。
日本には赤ちゃんの誕生と健やかな成長を願って、生誕約1ヶ月目に、神社にお宮参りをし、無病息災を祈願します。



初節句・七五三・入園入学

■初節句

『お節句菓子』『お赤飯』『黄飯』にお名前を書き添えます。
生まれて初めて迎える『節句』のことで、お子様の成長と厄除けを願う行事です。

  • 女児は『桃の節句』に『菱餅』『お赤飯』『雛あられ』『引き菓子』などでお祝いをします。  またこの地方では、『おこしもん』『おこし餅』『おこし』と言われる何も味付けをしていないお団子もよく使われます。
  • 男児は『端午の節句』に『粽』『柏餅』『黄飯』などでお祝いをします。 『黄飯』はご当地ならでわの習わしでくちなし色、黒豆のおこわでお祝いをします。
■七五三

お赤飯、紅白饅頭、紅白餅、引菓子などにお名前を書き添えます。
11月15日までに、数えで男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳、それぞれの成長の節目の年齢に達したころに、氏神様に健康と厄除けを祈願して、お祝いをする行事です。

■入園・入学祝

お赤飯、紅白餅、紅白饅頭、引菓子にお名前を書き添えます。
保育園、幼稚園から高校、大学、そして就職。それぞれの節目のお祝いに。



成人式・結婚

■成人式

『お赤飯』『紅白まんじゅう』『引菓子』
1月の第2月曜日は「成人の日」です。満20歳に達し、おとなの仲間入りの門出の日です。

■結婚

伝統を尊ぶ儀式には、『引菓子』『お赤飯』が最適です。 縁あって、めぐり合ったお二人にとって、結婚は一生の内で一番大きな行事と言えるでしょう。

  • 結納(日柄の良い日の午前中)は、干菓子・桜湯又は昆布茶を用意します。
  • 嫁入り菓子(式の日の朝)お世話になったご近所にお菓子を振舞います。